肝臓の働きを良くするには
どんなことをすればいいんだろう?
こんな疑問に答えます。
様々なことで働きが低下してしまう肝臓ですが
4つのことを意識して行うことで
機能を高めることができます。
詳しくはこの先で解説していきます。
肝臓の働きを良くするためには
肝臓 の働きというのは
日々のストレスや食べ過ぎ
お酒の飲みすぎなどの生活習慣で
簡単に悪くなってしまいます。
しかも、そのままの状態で放置していると
脂肪肝や肝硬変などの
病気になってしまうことも。
そのため、肝臓に負担をかけている
心当たりのある人は
肝臓のための行動を意識して行うべきです。
では、肝臓の働きを良くする方法には
どのようなものがあるのでしょうか。
血行を良くする
血行を良くすることで
肝臓の機能を高めることができます。
血行を良くするには
適度な運動をしたり
血行促進効果のある食べ物を
摂取するようにしてみましょう。
血行促進効果のある食べ物
- 大豆
- 納豆
- 白菜
- キャベツ
- たまねぎ
- にんにく
- ジャガイモ
- カリフラワー
血行を促進してくれる食べ物は
白っぽいモノに多い傾向にあります。
たまねぎやにんにくに含まれるアリシンは
血液が固まるのを抑制する働きがあり、
納豆に含まれる、ナットウキナーゼには
血栓にアプローチし、血栓を溶かす作用や
溶かす働きのある物質を活性化する
働きがあります。
その他にも
抗酸化作用のあるビタミンC・Eを多く含む
野菜や果物を摂取するのも有効です。
水分補給をする
飲酒による水分不足も
実は肝臓への負担の原因に。
アルコールには利尿作用があり
飲酒をすることで
多くの水分が体外に排出されるようになるため
身体は水分不足になります。
また、コーヒーなどにも
同じく利尿作用があるので注意が必要です。
アルコールなどを摂取するときには
意識して水分を取るようにしましょう。
水分を補給しながら飲酒をすることで
体内のアルコール濃度も緩和され
肝臓への負担も軽くなるので一石二鳥です。
肝臓に良い食べ物を摂取する
アルコールや脂肪分の多い食事を
控えることも大切ですが
それと同時に肝臓に良い食べ物を
摂取するように意識してみましょう。
肝臓に良い食べ物
- ごま
- えび
- タコ
- 青魚
- 牡蠣
- 大根
- 大豆
- シジミ
- トマト
- キノコ
- レバー
- ナッツ
- みかん
- もやし
- スイカ
- かぼちゃ
- にんにく
- アボカド
ごまに含まれるセサミンという成分は
強い抗酸化作用を持ち
肝臓の機能を高めたり
保護する働きがあります。
大豆・もやしには、肝機能を正常化させる
働きを持つビタミンB群や
良質のたんぱく質が多く含まれおり
肝臓にうれしい野菜です。
しじみやタコ、えびには
タウリンが多く含まれています。
タウリンには、肝細胞の膜を丈夫にし
肝臓の解毒能力を強化する働きがあります。
また、血液中の中性脂肪を減らす働きもあり
脂肪肝の予防や改善にも有効です。
肝臓機能を助けるサプリメントを
摂取するのも1つの方法です。
効き目があって、コスパも良いのはこちら。
特にお酒を飲まない人でも
食べ過ぎの人は
非アルコール性脂肪肝になっている
可能性もあるので
効き目があるかもしれませんね。
肝臓を休ませる
肝臓の機能を高めるには
肝臓を休ませることが大切です。
肝臓は、アルコールや添加物の分解
栄養素の分別、代謝など
毎日フル活動しています。
働き過ぎると調子が悪くなるのは肝臓も同じ。
たまには肝臓を休ませる
休肝日を作るようにしましょう。
アルコールや添加物
刺激物などの摂取を控え
消化の良いものだけを
食べる日を作ってみましょう。
しっかり休ませることで
肝臓の機能を高めることができます。
肝臓の役割
肝臓には重要な役割が以下の3つあります。
- 代謝
- 解毒作用
- 胆汁の生成・分泌
この3つの役割を行うためにも
肝臓の働きを良くすることが重要なのです。
代謝について
私たち人間は食物からの栄養素を
そのまま利用することはできません。
肝臓は胃や腸で分解、吸収された栄養素を
利用しやすい物質にして貯蔵します。
そして必要に応じて
それらを分解して
エネルギーなどを作り出します。
必要以上のエネルギー
(アルコールの飲み過ぎや
糖尿病、肥満など)を摂取すると
肝臓に脂肪が多く蓄積し
肝臓機能の低下の原因にもなります。
肝臓で分解された物質は血液をめぐり
全身の器官や臓器に送り出されます。
栄養素をからだが利用しやすい形に
分解・合成するはたらきを代謝と呼び
何らかの病気で肝臓の機能が低下すると
その働きも低下します。
そうすると食事をしても
必要なエネルギーや物質に
分解されにくくなり
代謝の異常が現れます。
解毒作用
肝臓は、私たちが摂取した物質
(アルコールや薬剤など)や
代謝の際に生じた体に有害な物質を
毒性の低い物質に変え
尿や胆汁中に排泄するという
解毒作用を持っています。
必要以上にアルコールや薬物を摂取すると
肝臓の解毒作用が追い付かず
肝臓に大きな負担をかけてしまいます。
人間にとって有毒な物質であるアンモニアは
腸管内の細菌によって
食物中のタンパク質からつくられます。
アンモニアは健康な人では
肝臓の働きによって無毒化され
尿と共に体の外に排泄されます。
肝機能が低下すると
血液中にアンモニアが増えてしまい
脳が障害されてしまうことがあります。
肝機能の低下によって
引き起こされる症状は
他にも様々なものがあるため
注意が必要です。
胆汁の生成・分泌
「胆汁(たんじゅう)」は
肝臓の中で常に分泌されている物質であり
主に脂肪の乳化とタンパク質を
分解しやすくするはたらきがあります。
このはたらきによって
脂肪は腸から吸収されやすくなります。
また、コレステロールを
体外に排出する際にも必要な物質です。
胆汁には「胆汁酸」「ビリルビン」
「コレステロール」が含まれています。
肝臓に障害が起こり
胆汁の流れが悪くなると
血液中にビリルビンという色素が増え
白目や皮膚が黄色くなる黄疸(おうだん)
と呼ばれる症状があらわれます。
まとめ
肝臓の働きは私たちが生きていくためには
必要不可欠なものです。
日頃から肝臓の働きを良くするように
意識することが大切と言えるでしょう。
では、肝臓の働きを良くする方法まとめです。
・血行を良くしよう
・水分補給をしよう
・肝臓に良い食べ物を摂取しよう
・肝臓を休ませよう
少しずつ改善していきましょう。
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