ビニール肌だけじゃなく
赤ら顔の症状も出てきた…。
なんとか治すことは
できないのかな…?
こんな疑問に答えます。
この記事では
赤ら顔に悩まされて10年以上の筆者が
ビニール肌による赤ら顔を治すために
必要なことを解説していきます。
ビニール肌による赤ら顔を治すためには
ビニール肌とは、その名の通り
ビニールを張ったようなツヤ肌のことです。
見た目は、毛穴も目立たず
ツヤツヤしています。
ビニール肌は
一見キレイに見えるのですが
実際は、立派な肌荒れ状態です。
放置しているとシミ・シワ・ニキビなど
肌荒れを招き、悪化すると
炎症を引き起こすこともあります。
ビニール肌の特徴は
角質層が失われて肌が薄くなり
肌のキメが失われている
状態であることです。
肌のキメが失われているために
肌に凹凸がなくツルツルに見えます。
肌がツルツルで平らなため
光を反射しやすくなります。
この反射しやすい肌状態が
ビニール肌がツヤ肌に見える理由です。
でも、実際は、角質層が薄いために
バリア機能が低下して
水分を保持する力が弱く
水分の蒸散量が多い肌質です。
また、未熟な角質がむき出しになり
皮脂の分泌も少ないために
肌を守る皮脂膜が作れません。
皮脂膜が少ないために
外界の刺激にも弱くなります。
このようにビニール肌は
乾燥しやすく、刺激に弱い肌質です。
簡単にいうと、乾燥肌と敏感肌が
同時に起きている状態ですね。
ビニール肌とは角質がはがれて薄くなり
キメがなくなった状態のこと。
肌のバリア機能が育っていないため
乾燥しやすくて
外部からの刺激や温度変化に弱いのも特徴。
症状がひどくなると
以下のような赤ら顔に悩まされることも。
- 敏感肌による赤ら顔
- 肌の炎症による赤ら顔
- 毛細血管の拡張した赤ら顔
- 顔のほてりによる赤ら顔
これらは全て
角質層が育っていないことが原因です。
角質層がしっかりと育っていれば
十分な水分が蓄えられることになります。
この水分が重要で
肌を守るための水のバリアになってくれるのです。
これにより
表皮・真皮・神経に伝わる刺激が
ストレートにではなく
間接的でソフトな刺激に変わっていき
暑さ・冷たさがゆっくりと伝わるようになるので
過敏な反応が起こらなくなり
炎症による痒みの症状を抑えることや
外部の温度変化でほてりにくいようになります。
肌が育つケアでよい状態を維持し
育ったバリア層で守られた
刺激の少ない穏やかな環境が継続されると
過敏な毛細血管の反応や炎症も減少し
赤ら顔の症状を改善することができるのです。
このような環境で
肌が日々作り替えられていくことで
ビニール肌による様々な肌トラブルが
解消されていくと考えられます。
しかし、角質層を育てるにはどうしたらいいの?
と感じますよね。
そんな人におすすめなのが『角質培養』です。
角質培養とは
「角質培養」は
角質の肌バリア機能を正常化し
その結果、角栓の状態も
よくなるという方法です。
「角質培養」とは
角質を無理に取り除かずに
自然に任せて育てていく
というスキンケアです。
ネットから生まれた言葉で
医療用語ではありません。
角質培養とは
薄くなった角質細胞が
しっかり成熟するまで育つように見守り
正常な角質層の厚みを取り戻させることで
肌のバリア機能を正常にすることを言います。
元々、角質培養はネットや
ブログなどで広がっていった考え方で
皮膚科学に基づいた方法論が
確立されているわけではありません。
しかし、角質層をしっかり育てる手段として
ビニール肌による肌トラブルには
有効であると言えます。
正常な角質細胞が育つまで
皮膚に角質を
留まらせることから
「垢ため」とも
呼ばれています。
角質培養の効果
毎日ゴシゴシと力を入れて洗顔をしたり
洗浄力の強いクレンジングや
洗顔料で肌の油分を取り過ぎていたりするのは
肌にも良くありません。
また、ニキビや肌荒れの原因を古い角質と考え
ピーリングをしすぎていると
肌のターンオーバーが急かされてしまい
角質細胞がしっかり育ちきっていない
未熟な角質層が出来てしまいます。
ビニール肌のような未熟な角質層は
いくらスキンケアを行っても
厚く育てることができません。
つまり1度未熟な角質層ができあがってしまうと
ケアの方法を変えない限り
ビニール肌の状態が改善されず
常にバリア機能の低い肌になってしまいます。
これにより赤みやかゆみ
ピリピリとした痛みを感じる敏感肌
顔のほてりの原因になるのです。
角質培養は
毎日のお手入れで肌にかかっていた
負担をできるだけ減らし
肌を休ませることで
内側から正常な角質細胞を育てるとともに
肌が自ら適切な量の皮脂を分泌するなど
皮膚本来の自然な保湿力を高めるために
効果的とされています。
角質培養で成熟した角質細胞が揃うと、
ターンオーバーが正常になり油分や古い角質が
肌に留まらなくなるため
ニキビなどの肌トラブルも減ります。
角質培養のやり方
角質細胞が成熟するまで育てるためには
今まで与えていた刺激を与えないことです。
つまり最低限のケアにとどめ
できるだけ肌になにもしないことが大切です。
具体的には、化粧・洗顔・クレンジング
保湿・紫外線や外気温などで生じる
刺激をできるだけ少なくし
角質が正常に育つまで見守ること。
ビニール肌による肌トラブルを改善するには
角質培養を常に行っていきたいところです。
しかし、最近では角質培養を
角栓培養と勘違いしてしまっている人も多く
注意が必要です。
角質と違い角栓が大きくなるということは
毛穴が大きくなってしまうということ。
1度大きくなった毛穴はスキンケアなどで
後から小さくすることは不可能です。
そのため、しっかりとしたやり方で
角質培養を行うのが大切になります。
化粧
化粧はしないのが理想ですが
人によっては
そういうわけにもいかないでしょう。
できればなるべく薄めの
ナチュラルメイクを心がけましょう。
クレンジング
クレンジングもできれば
しないようにしたいところ。
なるべく洗顔料で落ちる程度の化粧にし、
どうしても油が気になる場合に部分的に
使用するようにしましょう。
クレンジングを行う前には
ホットタオルを使い毛穴を拡げておくことで
同時に角栓もとれやすくなります。
メイクをしっかり落とそうと
肌に触り過ぎないのもポイント。
クレンジング剤をハンドプレスで優しく馴染ませ
ぬるま湯ですすぐように意識しましょう。
また、オイルクレンジングは
洗浄力が強いものが多いので
ミルククレンジングなどの
肌に優しいものを使うと良いでしょう。
赤ら顔ケアにも有効な
洗顔料・クレンジング剤については
こちらの記事で紹介しています▽
洗顔
洗顔は、手やスポンジなどでゴシゴシと
こすらないことはもちろんですが
使用する洗顔料にも刺激物が入っていないか
確認して使うようにしましょう。
できれば合成界面活性剤などを使っていない
泡立ちの良いものや
保湿成分の入っているものを使用しましょう。
逆にスクラブ剤の入った洗顔料や
角質を落とすピーリング成分は
普段使いしないようにしましょう。
角栓のケアのためには
ピーリング成分の入ったものを使うのも必要ですが
使用は週1度くらいにすると良いです。
角栓ケア用に週1で使用する
洗顔料としておすすめなのが
酵素配合の洗顔料。
参考としてはこういったもの。
洗顔をするときは、たっぷりの泡で
肌に刺激を与えないように洗うのがポイント。
手で洗うというより、泡で洗うという
イメージで、優しく洗顔しましょう。
保湿
保湿は必ず行うようにしましょう。
保湿には、保湿力の高い成分が配合された
化粧水などを選ぶとよいでしょう。
保湿成分にはいろいろとありますが
バリア機能を高めてくれる
『ヒト型セラミド』配合のものがおすすめです。
紫外線対策
紫外線対策もできるだけ行いましょう。
化粧をするのであれば、
SPF(紫外線防御指数)やPA(UV-A防御指数)
表示のあるものを使ってみましょう。
ただし、日焼け止めや
UV機能のある化粧品を使う時は
厚塗りすると肌への刺激が強いのでほどほどに。
また、効果の高い日焼け止めは
その分落とすための洗顔や
クレンジングが必要になります。
できるだけ化粧品などに頼らずに
日傘を差したり、帽子を被ったりすることで
対策するようにしましょう。
規則正しい生活
健康な皮膚を作るためには
身体の内側からのケアを
充実させることも大切です。
角質培養中は質のよい睡眠や適度な運動をして
規則正しい生活を心がけましょう。
まとめ
ビニール肌による赤ら顔を改善するために
おすすめなのが角質培養。
角質培養の基本は
できるだけ肌への刺激を抑えることです。
そのためには
まず化粧や洗顔・クレンジングを見直して
角質が育つ環境を作りましょう。
しかし、どれだけ続けても
赤ら顔が改善しない場合は
皮膚炎になっている可能性もあります。
ちょっとおかしいな?
と感じたら1度医療機関に
行ってみるようにしましょう。
少しずつ始めてみましょう。
【解説】赤ら顔の原因・症状・対策法とは。
akaragao blogでは、赤ら顔の原因・症状別に
治すための知識や効果的な商品を紹介しています。
症状によって、有効な対策も変わってくるので
ぜひチェックしてみてくださいね。
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