
赤面症は
手術で治すことはできるの?
こんな疑問に答えます。
この記事では、赤ら顔に悩まされて10年以上の
筆者が「赤面症は手術で治すことはできる?」
ということについて解説していきます。
赤面症は手術で治すことはできる?
赤面症は、対人恐怖症の1つと言われています。
対人恐怖症とは
・人と接するのが怖い
・人と接することに苦痛を感じる
という精神疾患。
その中でも赤面症は
人と接することで感じる
不安や恐怖、緊張が
顔が赤くなるという症状になって現れるものです。
そのため、赤面症を改善するためには
精神的治療が重要になります。
しかし、精神的に治療していくのは
なかなか難しいことであり
時間が掛かることも多いです。
そんな時に考えるのが、手術などで
今すぐに少しでも症状を抑えることはできないのか
ということ。
では、赤面症治療のための
手術の方法にはどのようなものがあり
赤面症を改善することは可能なのでしょうか。

今回は赤面症治療のための手術を
2つほど紹介します。
胸部交感神経遮断手術
胸部交感神経遮断手術とは
名称の長さから『ETS手術』と
呼ばれることがほとんどです。
名称からなんとなく想像ができるように
胸の部分の交感神経を切断して
遮断する手術になります。
胸部の交感神経を遮断することにより
汗をかく指令を止めることができ
顔や手の汗が出にくくなります。
基本的には手汗を和らげるための手術ですが
顔の汗を和らげることで
赤面症の症状も少なくすることが可能です。
手術自体は短時間で終わり
傷もかなり少なく
痛みを感じる人はほとんどいません。
ただ、赤面症の症状が少なくなったという人は
半分の50%前後と言われており
必ず効果がでるわけではないようです。
また、それ以外にも重大なリスクがあります。
代償性発汗
代償性発汗とは
ETS手術で問題視されている副作用です。
ETS手術で手や顔の汗を抑えることにより
本来その部分から出るはずだった汗が
他の部分から出るようになってしまうことで
他の部分の汗の量が増えてしまいます。
特に、胸・お腹・背中・腰・大股の前後
の部分の汗が増えることが多く
赤面症の症状が和らいだとしても
新たな悩みとなってしまう場合が多いのです。
元に戻すことはできない
ETS手術を行った後に
代償性発汗などにより新たな悩みが増えたとしても
切断した交感神経を元に戻すことはできません。
つまり、取返しがきかないということです。
このことから赤面症でETS手術を受けることは
リスクが高い行為と言えるかもしれません。

手術を受ける場合は
しっかりとリスクのことも
考えるようにしましょう。
レーザー治療
赤面症で顔が赤くなるのは
緊張や不安により交感神経が働きすぎてしまい
顔の多くの毛細血管に血液が一気に流れ込むため。
つまり赤面症の赤みは血液の赤みと言えます。
レーザー治療は、顔の毛細血管を破壊することで
赤ら顔を改善する治療法です。
毛細血管の量が減ることで
顔に流れ込む血液の量が少なくなるため
赤面症の症状が和らぐこともあるでしょう。
ただ、やはり根本的原因は
やはり精神的な部分なので
症状が和らいだとしても
他の精神的症状に悩まされたり
赤みの症状が再発することもあります。
まとめ
赤面症を手術で改善しようとするのは
あまりオススメできることでは
ないかもしれません。
今すぐなんとかしたい…。
という気持ちはよく分かりますが
焦らないように落ち着くことも大切です。

即効性はないかもしれませんが
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