【解説】脂漏性皮膚炎の原因や5つの特徴【知っておきたいこと】

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脂漏性皮膚炎って何?

脂漏性皮膚炎の特徴って?

こんな疑問に答えます。

 

この記事で分かること

・脂漏性皮膚炎の原因

・脂漏性皮膚炎の症状

・脂漏性皮膚炎の特徴

・脂漏性皮膚炎の治療法

 

脂漏性皮膚炎しろうせいひふえんとは脂漏性湿疹しろうせいしっしん

とも呼ばれる湿疹の1つになります。

 

この記事では

赤ら顔に悩み続けて10年以上の筆者が

脂漏性皮膚炎の原因を始め

症状や特徴について解説していきます。

 

 

 

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脂漏性皮膚炎の原因

脂漏性皮膚炎の原因は

どの人間の肌にも存在する

「マラセチア菌」という常在菌と言われています。

 

皮脂を栄養源とするマラセチア菌が

皮膚で増殖すること自体が

皮膚の炎症につながると考えられています。

 

また、マラセチア菌が皮脂に含まれる成分の

「トリグリセド」を遊離脂肪酸ゆうりしぼうさんへと分解し

その遊離脂肪酸による刺激も

脂漏性皮膚炎の原因になっていることも。

 

そもそもなぜ

マラセチア菌が異常に増殖するのか

根本的な原因は分かっていませんが

皮脂の量が多くなると

マラセチア菌も繁殖するため

皮脂が過剰分泌されないように

生活習慣を見直すことも大切になります。

 

皮脂が過剰分泌される原因

皮脂が過剰分泌される原因として

  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 食生活の乱れ
  • 誤ったスキンケア
  • 紫外線
  • ホルモンバランスの乱れ

などがあります。

 

ストレス

ストレスは私たちの体に様々な害を与えます。

 

皮脂の過剰分泌の原因になるだけでなく

肌の免疫力の低下など、肌の調子も悪くなるので

更なる炎症の原因や肌の回復のさまたげになります。

 

睡眠不足

夜更かしは美容の大敵。という言葉があるように

睡眠不足は肌にも悪影響です。

 

また、睡眠不足は

自律神経の乱れにもつながるため

より皮脂が過剰分泌されやすくなってしまいます。

 

食生活の乱れ

脂っこいものや甘い食べ物は

脂漏性皮膚炎には

あまり良くない食べ物と言えるでしょう。

 

脂質や糖質は皮脂の分泌を抑えてくれている

ビタミンB2・B6を大量に消費してしまいます。

 

また、栄養バランスも崩れ始めるため

自律神経の乱れにもつながるのも良くない点です。

 

誤ったスキンケア

洗顔のし過ぎや、洗浄力の強すぎる

洗顔料の使用はむしろ逆効果になります。

 

皮脂も肌のうるおいを保つために

ある程度は必要であり

その皮脂まで落としてしまうことで

肌が乾燥してしまうからです。

 

肌は乾燥を感じると

乾燥した肌を守ろうと皮脂が過剰に分泌され

洗顔をしたのにすぐにテカリ

常に脂ぎった肌になってしまうこともあるのです。

 

紫外線

紫外線によりダメージを受けると

肌は乾燥しやすくなってしまいます。

 

すると、体は乾燥した肌を守るために

皮脂を過剰に分泌します。

 

また、紫外線は炎症を悪化させることも多いため

紫外線対策をすることも

症状を悪化させないためには必要になります。

 

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ホルモンバランスの乱れ

男性ホルモンの分泌量が増えることにより

皮脂腺が刺激され

普段より多く皮脂が分泌されてしまいます。

 

また、女性ホルモンの一種の黄体ホルモンも

男性ホルモンと似たような働きがあり

黄体ホルモンが分泌されることでも

皮脂の量は多くなります。

 

脂漏性皮膚炎の症状

脂漏性皮膚炎は、頭皮や眉間、小鼻の周りなどの

皮脂の分泌の多い場所に赤みの症状が現れます。

 

顔以外にも、皮脂腺が多く

皮脂の分泌が多い耳の後ろや

胸、股間部、わきの下、太ももの付け根などにも

発生することも。

 

症状としては、皮膚のざらつきや毛穴の開き

発疹が現れ、赤みだけでなくかゆみも伴います。

 

また、皮膚表面の角質などが剥がれやすくなり

黄色く脂っぽいフケやかさぶたのような物が

皮膚に付着するようになります。

 

皮脂やかさぶたのような物が酸化すると

体臭の原因にもなり

見た目としても

清潔感に影響を与えるのも辛い症状です。

 

脂漏性皮膚炎には

皮脂が肌の炎症に関係していることが多く

皮脂の分泌が多い肌質の

脂性肌や混合肌の人に多いとされています。

 

脂漏性皮膚炎の特徴

脂漏性皮膚炎は酒さなどの

他の赤ら顔と間違えて診断されることも

少なくないです。

 

その理由は、初期の段階だと

顔の赤みの症状しか出ないため

他の赤ら顔と見分けがつかないためです。

 

しかし、症状が進行していくことで

脂漏性皮膚炎にしかない特徴が表れ始めます。

 

肌のテカリやべたつき

脂漏性皮膚炎の人は

皮脂が過剰分泌されているため

洗顔をしてもすぐにテカリやべたつきが

出ることが多いです。

 

あぶらとり紙などで脂っぽさを抑えても

またすぐに皮膚がテカリ、べたつく場合も。

 

肌表面のざらつき

最初は肌の赤みだけの症状だったのが

触った時の質感も徐々に

ざらざらとしたものに変わっていきます。

 

これは症状が進行することで

毛穴がどんどん開いていくことに関係しています。

 

毛穴の開き

脂漏性皮膚炎になると

毛穴の開きがよく目立つようになります。

 

さらに、毛穴の周辺が赤くなっていた場合

脂漏性皮膚炎の可能性が高いです。

 

この症状をケアせずに放っておくと

さらに毛穴の開きと赤みが増していくため

早めの処置が必要です。

 

目の周囲以外が赤くなる

脂漏性皮膚炎の赤みの症状は

まず頬から出ることが多いです。

 

症状の進行と共に

次第に鼻も赤くなり始め

最終的に顔全体が赤みやかゆみの症状に

悩まされることに。

 

また、大きな特徴として

目の周りは赤くならない。

というものがあります。

 

これは目の周りだけ白く残ることから

逆パンダ状態とも呼ばれています。

 

フケやかさぶたができる

赤く炎症を起こした部分から

脂っぽく乾燥したフケのようなものが発生します。

 

また、それと同時に黄色っぽい

かさぶたのようなものができる場合も。

 

このフケやかさぶたのようなものが酸化すると

体臭の原因にもなるのが厄介なところです。

 

そして、症状が進行していくと

皮膚に白色や黄色い塊のようなものが

付着するようになります。

 

これは、皮膚の古い角質や

皮脂が剥がれたものが固まったものです。

 

また、眉毛や髪の毛などにフケのようなものが

引っかかって目立つことも増えます。

 

脂漏性皮膚炎の治療法

皮膚科では

一般的にステロイド外用剤を使って

炎症を抑える治療を行います。

 

また、原因がマラセチア菌にあるため

マラセチア菌の増殖を抑えるために

抗真菌薬こうしんきんやくでの治療を行う場合もあります。

 

軽度の脂漏性皮膚炎なら市販薬でも

ある程度の治療は可能ですが

できれば一度、医師の方に診断して

いただいた方が良いでしょう。

 

日常生活での治療

薬での治療が基本ではありますが

皮脂の過剰分泌も原因になっているため

日常生活で皮脂の過剰分泌を抑えるように

意識して行動するのも重要になります。

 

具体的には

  • 皮膚を清潔にする
  • スキンケア商品の見直し
  • 皮膚をかかない
  • 紫外線を避ける
  • 食生活の見直し

などを行うと良いでしょう。

 

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まとめ

脂漏性皮膚炎は

ある程度進行しないと

他の赤ら顔やニキビ肌と見分けがつきません。

 

そのため、重症化してしまうことが多いです。

 

もしかしたら、脂漏性皮膚炎かも?

と感じるような症状が出たら

早めに皮膚科を受診するようにしましょう。

 

筆者
筆者

早めの対応が大切です。

 

 

 

 

 

 

【解説】赤ら顔の原因・症状・対策法とは。

akaragao blogでは、赤ら顔の原因・症状別に

治すための知識や効果的な商品を紹介しています。

 

症状によって、有効な対策も変わってくるので

ぜひチェックしてみてくださいね。

 

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顔の脂漏性皮膚炎におすすめの化粧水

脂漏性皮膚炎を改善するために

必須となるのがスキンケアですよね。

 

しかし化粧品には様々なものがあり

「何が良いのか分からない」という人もいるはず。

 

そこで脂漏性皮膚炎の原因菌である

マラセチア菌にも有効な化粧水を紹介します。

 

よければチェックしてみてください。

 

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顔の脂漏性皮膚炎にはシャンプーも重要

顔の脂漏性皮膚炎を改善するために

意識したスキンケアを行っている人は

多いかと思います。

 

しかし、シャンプーにもこだわる必要があるのは

ご存知でしょうか。

 

それは考えてみれば当然のこと

頭皮と顔はつながっていて

1つの頭という部位と考えれば同じになります。

 

そのため、顔の脂漏性皮膚炎を改善したいのなら

シャンプーも脂漏性皮膚炎向けのものを

使うのが良いと言えるでしょう。

 

ちなみにおすすめのシャンプーについては

こちらの記事で解説しています▽

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炎症や化膿、湿疹にも効く薬

皆さんは『ルミンA』

という薬をご存知でしょうか。

 

この薬は、身体の回復力を高め

炎症や化膿かのう、湿疹にも

効果があるとされている薬です。

 

この薬の効能は

脂漏性皮膚炎にも有効と考えられます。

 

しかし、あくまで薬なので

内服薬などを処方されている場合は

かかりつけの医師に相談してから使用しましょう。

 

詳しくはこちらの記事で解説しています▽

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この記事を書いた人
先天性 赤ら顔 20代 男
赤羅 未弦

赤ら顔について10年以上調べていた経験をもとに記事を更新中。

ここのところで赤ら顔のかなりの改善に成功しています。

肌の様々なことには通じるものがあると考え
いろいろ調べて書いています。

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