アトピーを治すためには
どんなことを意識したらいいの?
こんな疑問に答えます。
この記事では、赤ら顔に悩んで10年以上の筆者が
「アトピー性皮膚炎の治し方」について
意識したいことを解説していきます。
アトピー性皮膚炎の治し方とは
アトピー性皮膚炎の治療は、基本的に医師の判断に
より、過剰な免疫反応をおさえ、炎症を鎮める作用
のあるステロイド薬や、非ステロイド性抗炎症薬、
免疫抑制薬などが主に使用されます。
しかしそれと同時に、悪化の原因を知り、生活から
できるだけ取り除くこと、日頃の適切なスキンケア
で皮膚のバリア機能の低下を防ぐことは
自分自身で行うべき、重要なことになります。
では、どのようなことをすれば
いいのか、解説していきます。
薬を正しく使う
薬は正しく使いましょう。
医師から処方された薬を自己判断で止めたり
減らしたりしてはいけません。
見た目は治ったように見えても
肌の奥のには炎症が残っていて
薬を中断することで余計に炎症がひどくなる
ことがあります。
もちろん、使い過ぎにも注意です。
掃除と換気
ほこりの中はダニが生息しやすい環境になるため
1日1回は掃除機をかけるようにしましょう。
また、皮膚を強くかくと、皮膚のかけらが落ち
ダニのエサになることが多いため
こまめな掃除を習慣にしたいところです。
そして、エアコンフィルターや家具の上
電気の傘の部分、カーテンなどの掃除は
よく忘れがちなので、ほこりがたまりやすい場所や
室内に広がりやすい部分の掃除も
意識して行いましょう。
こまめに換気をして、空気を
入れ替えるのも大切です。
寝具や床のお手入れ
部屋の家具などの素材を変えることで
ほこりなどが溜まりにくいようにするのも有効です
例えば、床は畳やカーペットよりフローリングの
方が、ほこりが溜まりにくく、掃除しやすいです。
ソファなどの家具も布製ではなく
ツルツルとした表面の革製にすることで
ダニなども潜みにくくなります。
寝具の手入れは、布団はこまめに天日干しするか
布団乾燥機などで乾燥させたあと
ダニの死骸がある可能性があるので
掃除機でしっかり掃除しましょう。
また、枕カバーやシーツなどは、防ダニ加工された
ものもあるので、できればそういった素材のものを
使うとよいでしょう。
優しく・丁寧に洗顔
皮膚には、汗やほこり・雑菌など
多くの汚れがついています。
汚れがついたままの状態が長く続くと
その刺激で炎症やかゆみがひどくなったり
雑菌などによって感染症を起こしたり
しやすくなります。
まずは、毎日の入浴やシャワーで皮膚表面の汚れを
こまめに洗い流し、清潔にすることを心がけましょう。
顔や体を洗う時には、なるべくぬるま湯で洗い
水で十分に汚れを落とした後に、少量の石鹸などを
しっかり泡立てて使いましょう。
また、ゴシゴシと強くこするような刺激を与えない
ことと、洗っている最中にかゆくなっても
かいたりしないように注意を。
洗い終わったら、洗顔料などが皮膚に残らないよう
十分に洗い流すように意識しましょう。
そして、洗い終わった肌は、とても乾燥しやすい
ので、すぐに保湿をしてあげましょう。
刺激性の少ない、シンプルな石鹸を
使うのも大切なことです。
保湿
アトピー性皮膚炎の人の皮膚は、ぱっと見
正常に見える皮膚でも乾燥しています。
アトピー性皮膚炎は「痒み」を伴う疾患ですが
乾燥をしているとさらに痒みが強くなります。
そのため、洗顔後には化粧水、乳液、
クリームなどを使い、しっかり保湿をして
水分と油分のバランスを整えてあげましょう。
アトピー性皮膚炎を改善するために摂取したい成分
アトピー性皮膚炎に対して有効的な食べ物や
栄養成分というのは特にありません。
しかし、皮膚にとって大切な栄養素や
腸内環境を整える食べ物を摂取することは
健康な肌に近づけるためにも、大切な事です。
ここからは、健康な肌を目指すために摂取したい
3つの成分について紹介します。
ちなみに、アレルゲン もしくは食べることで
症状が悪化したり、発症の原因になる食べ物が
ある場合は、しっかり避けるようにしましょう。
タンパク質
肌というのは、タンパク質でできています。
そのため、タンパク質をしっかり摂取していないと
肌を作るための材料が足りなくなり
ターンオーバーが遅くなったり
シワやたるみの原因にもなります。
タンパク質は、肉・魚・卵・大豆製品に多く
含まれているため、なるべく摂り入れるように
意識してみましょう。
個人的には、納豆がおすすめです。
ビタミン
ビタミンというのは、肌に良い効果ばかりなので
積極的に摂取していきたいところ。
例えば、ビタミンDには、アレルギー症状の改善
効果がある とされていますし、ビタミンB7
であるビオチンは、かゆみの原因になる
「ヒスタミン」の生成を抑えてくれたりします。
考えている以上にビタミンは
すごいものなんです。
食物繊維
食物繊維は、腸内環境を整えるだけでなく
肌にも影響のある自律神経も整えてくれます。
また、食物繊維は歯ごたえのあるものが多く
「よく噛むこと」でも、自律神経が整えることが
できるので、1日1品はあると良いですね。
まとめ
アトピーはとてもデリケートな治療になります。
医師の指導の下で、しっかりと治療を行いながら
セルフケアも進めていきましょう。
ちょっと古い本になるので、取り扱いがない場合も
ありますが、こちらの本がアトピーに対する考え方
や、どうやって治していくのかについて書いてあり
とても参考になります。
根気強いケアが大切ですが、
ストレスになり過ぎない
程度にやっていきましょう。
【解説】赤ら顔の原因・症状・対策法とは。
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症状によって、有効な対策も変わってくるので
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皆さんは『ルミンA』
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この薬は、身体の回復力を高め
炎症や化膿、湿疹にも
効果があるとされている薬です。
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アトピー性皮膚炎にも有効と考えられます。
しかし、あくまで薬なので
内服薬などを処方されている場合は
かかりつけの医師に相談してから使用しましょう。
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