
酒さと脂漏性皮膚炎の
違いってなんだろう?
こんな疑問に答えます。
この記事では
赤ら顔に悩まされて10年以上の筆者が
「酒さと脂漏性皮膚炎の違い」について
解説していきます。
酒さと脂漏性皮膚炎の違いは何?
酒さの診断は医師の方でも難しく
脂漏性皮膚炎と診断されることも
少なくありません。
ということは酒さと脂漏性皮膚炎を
見分けるのは不可能なのでしょうか。
結論から言えば
それぞれの特徴を知っていれば
ある程度の判断をすることが可能です。
では酒さと脂漏性皮膚炎には
それぞれどのような特徴があるのでしょう?
順番に見ていきましょう。
酒さの特徴
酒さの初期症状は
鼻・額・頬などに原因不明の赤みが現れ
消えなくなることから始まります。
そして、化粧品や石鹸などの軽い刺激でも
ヒリヒリする敏感肌になることが多いです。
また、拡張した毛細血管の赤みが透けて見えたり
顔のほてりなどを感じることもあります。
症状が進行していくことで
見た目は大人ニキビのような
化膿した膿疱ができることもありますが
赤みや湿疹の出る部位が
どんどん広がっていくのも特徴です。
脂漏性皮膚炎の特徴
脂漏性皮膚炎は頭皮や眉間、小鼻の周りなどの
皮脂の分泌の多い場所に症状が現れる皮膚炎です。
顔以外にも皮脂腺が多く、皮脂の分泌が多い
- 耳の後ろ胸
- 股間部
- 脇の下
- 太ももの付け根
などにも発生することがあります。
症状が進むと
皮膚のざらつきや毛穴の開き、発疹が現れ
赤みだけでなくかゆみも伴い始めます。
また、皮膚表面の角質などが剥がれやすくなり
黄色く脂っぽいフケや かさぶたのような物が
皮膚に付着するようになえうのも特徴です。
酒さと脂漏性皮膚炎の特徴の違いは?
酒さと脂漏性皮膚炎の大きな違いとなるのが
顔以外の場所にも症状が出るというところです。
酒さは顔にのみ症状が出ますが
脂漏性皮膚炎は皮脂腺の多い
身体の様々なところにも症状が出ます。
それ以外にも皮膚表面の角質が剥がれたり
黄色っぽいフケや かさぶたなどが出る症状は
脂漏性皮膚炎 特有のものになります。
また、医師の方によっては
と考えている人もいて
こちらも脂漏性皮膚炎との違いと
言えるかもしれません。
なぜ正確な診断がされないことがある?
酒さと脂漏性皮膚炎の特徴を比べてみると
意外と違いが多いように感じます。
それなのになぜ診断が
違うことがあるのでしょうか。
その答えは初期症状の状態だと
ほとんど違いを感じられないから。
先ほど紹介した特徴は
症状が進行していかないと出ないものも多く
初期の状態では
かなり似た赤ら顔の症状が出ます。
そのため、初期の段階では診断がとても難しく
診断されることすらあるのです。
どちらも発症していることもある
酒さというのは
他の皮膚炎と合併していることも多く
「酒さ+脂漏性皮膚炎」という
状態であることも珍しくありません。
つまりは酒さと診断されても
脂漏性皮膚炎と診断されても
間違いではないのです。
どちらの症状が出てもおかしくないのですから。
酒さは他にも
接触性皮膚炎やアトピー性皮膚炎とも
合併していることもあり
かなり厄介なものと言えるでしょう。
まとめ
酒さと脂漏性皮膚炎には
しっかりと違いがあります。
しかし、初期の段階では判断が難しかったり
そもそもどちらも発症していることもあるため
医師の方でも意見が分かれやすい難しいものです。
だからといって個人で判断するのは
さらに難しいものになるので
医師の方と相談しながら
少しずつ治療していくのが大切になります。

症状に違和感を感じ始めたら
すぐに診てもらいましょう。
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