酒さってどういうものなの?
酒さの症状には
種類があるって本当?
こんな疑問に答えます。
・酒さとは
・酒さの症状の種類
・他の赤ら顔との違い
・酒さの治療法
この記事では
赤ら顔に悩み続けて10年以上の筆者が
「酒さとはどういうものなのか」を始め
酒さの症状の種類などについて解説していきます。
酒さとは
酒さは、持続性の皮膚の病気で
通常は顔面の中央部に
発赤と小さな吹き出物が現れ
皮膚の下の血管が
はっきりと見えるようになります。
- 原因は不明です。
- 典型的な症状として、頬と鼻に生じる発赤、細い血管が見える、ときに小さな吹き出物などがあります。
- 診断は、発疹の典型的な外観と最初に症状が現れたときの年齢に基づいて下されます。
- 特定の食品、アルコール、熱い飲みもの、日光、極端な気温、風、化粧品を避けることで、酒さの悪化を予防できる場合があります。
- 治療は、抗菌薬を皮膚に塗るか、一部の患者では服用することで行います。
「酒さ」は慢性皮膚疾患のひとつで
幅広い年齢の方に症状がみられますが
特に発症しやすいのは30代以降と言われています。
顔の様々なところに赤みやかゆみ
ほてりなどの症状が出て
赤みが引いていかないことが
その特徴になります。
「酒さ」は症状の判断が難しく
医師であっても診断が難しいと言われています。
「酒さ」は未だに原因などが分かっておらず
複数の原因が合わさって
症状につながっていることも多いようです。
そのため「酒さ」と診断されて治療を始めても
完治するまでに長い時間が掛かることもあります。
まずは、自分の症状や
可能性のある原因について考え
そのうえで医師の方と改善するために
考えていくことが改善への近道になります。
酒さの症状の種類
酒さは症状の進行状況によって
主に第1度から第3度までの
3段階に分けて診断されます。
ただ、かならずしも最初の第1度から発症し
第2度、第3度と順番に進行するわけではなく
人によっては発症した時点で
第3度や第2度の症状が出る場合もあります。
では進行度別に
現れる症状について解説します。
紅斑性酒さ(第1度)
紅斑性酒さは、酒さの初期症状とも言われており
鼻・額・頬などに原因不明の赤みが現れ
消えなくなることから始まります。
そして、化粧品や石鹸などの軽い刺激でも
ヒリヒリする敏感肌になることが多いです。
また、拡張した毛細血管の赤みが透けて見えたり
顔のほてりなどを感じることもありますが
酒さの中では一番軽い症状になります。
酒さ性痤瘡(第2度)
紅斑性酒さ(第1度)の症状に加えて
湿疹などが現れるのが酒さ性座瘡(第2度)。
見た目は大人ニキビのような
化膿した膿疱ができることもありますが
赤みや湿疹の出る部位が
どんどん広がっていくのが特徴です。
鼻瘤(第3度)
鼻瘤(第3度)は
鼻や頬を中心に膿疱が悪化したような
腫瘤状のコブができます。
また、毛穴が開き
炎症を繰り返すことで
肌がどんどん硬くなっていくのが特徴。
鼻瘤(第3度)は酒さに遺伝体質、
過剰な量の皮脂などが合わさることや
飲酒や胃腸のトラブルでも
発症すると言われています。
眼型酒さ(眼合併症)
酒さの中でももっともまれなタイプで
眼瞼・眼球結膜の充血や炎症を伴います。
赤み・ほてりなどの皮膚症状を伴うこともあれば
皮膚症状を伴わずに
眼の症状だけが現れることもあります。
ちなみに第1度と第2度は
女性に多く、第3度は男性に
多い症状とされています。
他の赤ら顔との違い
酒さと症状が似ているため
よく間違われる赤ら顔が3つほどあります。
毛細血管拡張症
毛細血管拡張症は
皮膚表面に近い部分の
毛細血管が拡張した状態である。
引用:Wikipedia
特に第1度の酒さと
毛細血管拡張症は見分けがつきません。
その理由は
酒さにも毛細血管の拡張の症状が出るため。
これは、医師の方でも判断が難しいものです。
毛細血管拡張症の場合は
かゆみやニキビのような湿疹ができないため
酒さが第2度まで進行して始めて
違いに気付くことができます。
脂漏性皮膚炎
脂漏性湿疹とは
頭部や顔面にフケ様の付着物を伴う
湿疹で成人に多い。
脂漏性皮膚炎とも。
鼻の脇、耳の裏、胸前部、脇、陰部など
脂質の分泌のある部分に炎症を起こす。
脂漏性皮膚炎も鼻や頬を中心に
赤みやニキビなどが長期間にわたって
消えないことがあり
酒さと似たような症状が出ます。
しかし、脂漏性皮膚炎の場合は
顔以外にも症状が出ることが多く
もし頭皮や腋の下などにも症状が出るようなら
脂漏性皮膚炎の可能性が高いと思われます。
酒さ様皮膚炎
酒さ様皮膚炎とは
紅斑、丘疹と膿疱、毛細血管拡張のうち
1つ以上の症状から診断される
酒皶のような皮膚病変をきたしたもの。
酒さ様皮膚炎は、酒さと症状が似ていて
見分けることがとても難しいです。
しかし酒さ様皮膚炎は
別名「ステロイド性皮膚炎」と呼ばれ
原因がステロイド剤の
長期使用の副作用と判明しています。
ただ、実際は酒さと酒さ様皮膚炎の
両方が発症している場合もあり
その場合はステロイドの使用で改善されず
ステロイドの使用中止で
症状が悪化するなら酒さ様皮膚炎。
逆にステロイドをやめても、特に変化がないなら
「酒さ」と判断されることもあるようです。
酒さの治療法
基本的には、医師の判断で処方された
外用薬と内服薬を使っての治療になります。
ただそれだけではなく
酒さにつながると言われている
原因を改善することが
治療にもつながると思われます。
まとめ
酒さの治療には時間が掛かることが多いです。
しかし、医師としっかり相談し
セルフケアも行うことで
少しでも早く治療することが
できるかもしれません。
そのために生活習慣を整えて
肌に優しい生活を心掛けましょう。
ストレスにならないように
神経質になり過ぎないのも大切です。
【解説】赤ら顔の原因・症状・対策法とは。
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内服薬などを処方されている場合は
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