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食べ物が脂漏性皮膚炎の
原因にもなるって本当?
でも、それってどうしてなの?
こんな疑問に答えます。
・食べ物が脂漏性皮膚炎の原因になる理由
・皮脂の分泌が増える成分について
・皮脂の分泌を抑える成分について
この記事では、赤ら顔に悩み続けて10年以上の
筆者が、食べ物が脂漏性皮膚炎の原因になる理由
について解説していきます。
食べ物が脂漏性皮膚炎の原因になる理由
脂漏性皮膚炎の原因は、「マラセチア菌」という
常在菌であると言われています。
マラセチア菌は、皮脂を栄養として増殖するため
皮脂の分泌量を減らすことも重要なことです。
しかし、食べ物の中には、皮脂の分泌量を増やして
しまう成分を含むものがあり、そういった食べ物を
食べることで、症状が悪化する原因にもなります。
また、ビタミンB2・B6には
皮脂の分泌を抑えてくれる働きがあるのですが
体内のビタミンB2・B6が不足することで
皮脂の分泌を抑えられなくなり、症状の悪化に
つながってしまいます。
ビタミンB2・B6が不足してしまう理由としては
エネルギーに変わる時にビタミンBを多く消費して
しまう「脂質」の摂り過ぎや、ビタミンB2・B6
を多く含む物を摂取していない、などがあります。
このように、食べるものによっては、症状の悪化や
症状を抑えることにもつながるため、毎日の食事を
意識して行うことも、重要なことになります。
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では、皮脂が増えてしまう
成分には、どのようなものが
あるのでしょうか。
皮脂の分泌量が増える成分
結果的に、皮脂の分泌量が増えることになる成分
としては、主に「糖質」「脂質」「カフェイン」
が挙げられます。
糖質
脂だけでなく、糖質も皮脂の原料となります。
そのため、糖質の摂り過ぎは
皮脂の大量生成につながります。
糖質の多い傾向の食べ物としては6つ。
- 穀類(ご飯、パン、麺などの主食)
- 芋類
- 根菜類
- 果実類
- 粉類
- 甘味料
穀類・粉類
穀類や粉類というのは、要するに米や麺類、パン類
などの主食、そして小麦粉、片栗粉などを指します
主食になるので、完全に抜くというのは難しいかも
しれませんが、なるべくおかわりを控えて腹八分目
くらいにするようにしましょう。
芋類
芋類も糖質が多い食べ物のひとつ。
ジャガイモは熱に強いビタミンCを含み、
サツマイモは食物繊維が豊富というメリットも
ありますが、食べ過ぎには注意です。
根菜類
根菜類は、野菜の中でもでんぷんを多く含んでいる
ため、芋類と同様に糖質が多めになります。
しかし、中には大根やカブのように
糖質が少ない根菜類もあります。
果実類
果実類については、糖質の高いものは多いの
ですが、酵素も同時に多く含まれていることで
エネルギーに転化しやすいとも言われています。
ただ、食べる量には気を付けましょう。
甘味料
糖質系甘味料は名前の通り糖質の含まれる甘味料に
なるため摂取する際は注意が必要です。
また、糖質から作られていない人工甘味料もありま
すが、人工甘味料の摂り過ぎは体の健康に悪影響を
与えやすいので、こちらも控えましょう。
脂質
脂質は、皮脂の原料になることはもちろんですが
問題なのは、脂質がエネルギーに変わる時に
皮脂の分泌を抑えるビタミンBを多く
消費してしまうことです。
そのため、脂質の摂り過ぎは二重の意味で
皮脂の分泌が増えるので、控えたほうがよいです。
脂質が多いものとしては
- 揚げ物
- ラーメン
- スイーツ
- スナック菓子
- チョコレート
- ファストフード
などがあります。
揚げ物
唐揚げ、フライや天ぷらなどの揚げ物は
どうしても脂質が高くなるので、控えたいところ。
ラーメン類
ラーメンはスープに脂質が多く
使われているものが多いです。
また、それに加えカップラーメンなどの
インスタント食品は、麺が油で揚げてあるものが
多いため、脂質が高いものがほとんどになります。
スイーツ
バターやマーガリン、生クリームなどの脂質分の
高いものがたくさん使われています。
そして、それと同時に糖質も多いので
でるだけ控えるようにしましょう。
スナック菓子
サラダ油で揚げられているものが多いです。
どうしても食べたい時は、できるだけノンフライ
製法のものを食べましょう。
チョコレート
カカオに含まれる脂肪分と
脱脂粉乳による乳脂肪分が多いです。
特に、ミルク・ホワイトチョコレートが脂肪分が
多いものになります。
ファストフード
ハンバーガーやフライドポテトなど
油分使用が多いものがほとんどです。
できるだけ摂取しないようにしましょう。
カフェイン
カフェインは、自律神経の交感神経を刺激します。
すると、男性ホルモンが多く分泌され
男性ホルモンには皮脂の分泌量を多くする働きが
あるため、結果的に皮脂の過剰分泌につながります
また、カフェインには利尿作用があり、体の水分量
が減ってしまうため、便秘になりやすく、乾燥や
ニキビなどの肌トラブルも起きやすくなります。
カフェインが入っているものは主に5つ。
- コーヒー
- 紅茶
- 緑茶
- エナジードリンク
- チョコレート
特にコーヒーとエナジードリンクはカフェイン量が
多いので、飲み過ぎには注意です。
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では逆に、皮脂の量を抑えて
くれる物には、どのようなものが
あるのでしょう。
皮脂の量を抑えてくれる成分
ビタミンB2・B6には皮脂の分泌量を
抑えてくれる働きがあります。
ただ、ビタミンBは、脂質をエネルギーに
変える時にも消費されてしまいます。
そのため脂質の摂り過ぎは、皮脂の分泌量を抑える
成分の減少につながるので、注意が必要です。
もし、肌がよく油分でべたつくのなら、ビタミンB
の摂取不足、または減少のせいかもしれません。
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では、ビタミンB2・B6の
働きと、多く含む食べ物について
紹介していきます。
ビタミンB2
ビタミンB2は、摂取した脂質を体内で
エネルギーに変える働きもしています。
ビタミンB2の不足は、脂質の代謝バランスの崩れ
につながり、肌の皮脂分泌もうまくいかなくなり
肌表面の抵抗力も低下します。
その結果、細菌により、ニキビや肌荒れなどの
肌トラブルが起きやすくなってしまいます。
ビタミンB2の摂取は
肌トラブルの改善・防止に必須です。
毎日積極的に取り入れるように意識しましょう。
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では、ビタミンB2を多く含む
食品を紹介します。
卵
調理の幅も広く、もうすでに「毎日食べてる!」
という人も多いのでは?
毎日の食事に取り入れやすい物の1つです。
納豆
低カロリーで栄養素も吸収されやすく
おすすめです。
また、発酵食品のため、免疫力アップや
疲労回復の効果もあります。
海苔
ビタミンB2だけでなく、食物繊維が豊富で
熱に強いビタミンCやたんぱく質も
豊富に含まれています。
朝食に味付け海苔、おにぎりには必ず海苔をつける
などして、積極的に取り入れましょう。
バナナ
バナナは摂取しやすい食べ物の1つですが
糖質も多いため、食べ過ぎには注意です。
キノコ
シイタケやマイタケなどのキノコ類にも
ビタミンB2は含まれています。
また、食物繊維も多いため
便秘解消にもおすすめです。
レバー
レバー類はビタミンB2が豊富に含まれています。
なるべく新鮮なものを選んで、加熱時間を短くする
ことで、家庭でも食べやすくなります。
また、焼き肉や焼き鳥など
外食でなるべく取り入れるのも良いでしょう。
唐辛子
実はビタミンB2がとても多い食品の1つ。
あまりたくさんは食べられないかもしれませんが
調味料として取り入れるようにしてみましょう。
ビタミンB6
ビタミンB6は、ビタミンB2と同じように
脂質をエネルギーに変える働きもありますが
たんぱく質を肌の角質などの身体の一部に
合成する働きもしてくれています。
そのため、ビタミンB6が不足すると
たんぱく質の合成に支障が出て
肌の新陳代謝がうまくいかなくなってしまいます。
皮脂の分泌量の増加に加え
毛穴の詰まりや肌荒れにも影響するので、
なるべく不足しないようにしたい成分です。
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では、ビタミンB6を多く含む
食べ物を紹介します。
ごま
ごま類にはビタミンB6が含まれています。
特に黒ごまやえごまが多め。
サラダには、ごまをかけてみたり
炒め油をごま油にしてみるのもおすすめです。
マグロ
マグロもビタミンB6が豊富。
ただ、トロの部分は脂質が多いのでなるべく避けて
赤身を中心に摂るようにしましょう。
にんにく
にんにくには、ビタミンB6だけでなく
抗酸化作用のある成分も多く含まれているため
積極的に取り入れたいですね。
鶏むね肉・ささみ
むね肉やささみの部分は
脂質も少なくておすすめです。
また、鶏肉はアミノ酸も多く入っており、疲労回復
免疫力アップ、安眠効果も期待できます。
アジ・カツオ・サンマ
青魚にはビタミンB6が豊富です。
また、肌のターンオーバーを促進する
ビタミンB12も含まれているため
なるべく摂取したいですね。
まとめ
食べ物で体の内側からも肌トラブルに
アプローチすることで、肌トラブルの改善
防止にもつながります。
ビタミンは、体内に蓄えることはできないので
毎日、継続して摂取することが大切です。
また、脂質・糖質は皮脂の過剰分泌につながるので
控えるようにしていきましょう。
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